屋根の形と屋根材の種類-1
「注文住宅を建てたい!」と思ったら、まず何から始めたらいいのでしょう?
初めての家づくりで右も左も分からないという方のための応用編です。
新しい家づくりにおいて、間取りや内装については大変熱心に検討されますが、屋根については少し疎かに
される施主さんも多くいらっしゃいます。
しかし当然ながら、雨天や太陽光からお家を直接的に守ってくれる屋根ですので、とても重要です。
ご予算・耐久性・デザイン・メンテナンス・断熱性等々のいろいろな観点から選択できます。
=屋根の形=
代表的な8つの形を、リストに整理してみました。
形の名称 特徴 長所 短所
① 切妻屋根
もっとも一般的な屋根。
最上部から2方向に屋根が下がっている三角形の屋根です。
メンテナンスが楽。
全ての屋根材が使用できる。
ソーラーパネルも設置しやすい。
個性的ではない。
② 寄棟屋根
最上部から4方向に屋根が下がっている。
耐久性に優れている。
落ち着いた外観。
屋根面積が広く、メンテナンス費用が高くなる。
ソーラーパネルの設置が難しい。
③ 方形屋根
正四角すい形の屋根で、寄棟屋根の一種。
耐久性に優れている。
隣地斜線制限・北側斜線制限に対応しやすい。
ソーラーパネルの設置が難しい。
④ 陸屋根
平面の屋根。
平屋根とも呼ばれる。施工コストが
建物の最上部を屋上として使用可能。
雨漏りのリスクがある。
⑤ 入母屋屋根
寄棟屋根上に切妻屋根が乗っている形。
伝統的な日本式家屋に見られる。
重厚で風格ある外観。
施工コストが高く、メンテナンスも難しい。
⑥ 招き屋根
切妻屋根と片流れ屋根のミックス。
差しかけ屋根とも呼ばれる。
屋根裏にロフトや物入スペースを確保しやすい。
屋根が段違いになっている為、屋根と外壁の取り合いから雨漏りのリスクがある。
⑦ 片流れ屋根
一方向に下がっている一枚板の屋根。
単純構造なので、施工・メンテナンスともに経済的。
風圧を受けやすい。
⑧ はかま腰屋根
切妻屋根と寄棟屋根のミックス。
半切妻とかドイツ屋根とも呼ばれる。
隣地斜線制限・北側斜線制限に対応しやすい。
構造が少し複雑なので、施工コストが高めで雨漏りリスクもある。
最後までお読み頂き、有難う御座いました。ご参考になりましたか?
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