様々な種類の屋根材

こんにちは(^^)ノシ
前回は屋根の種類についてお話しましたが
同じ形状の屋根でも、載せる屋根材の種類によって
ガラリと印象が変わります。
今回はそんな屋根材の種類と特徴を紹介します。

屋根材の種類

一般住宅で使用されている屋根材の種類は
大きく分けて
粘土系
セメント系
スレート系
金属系
の4種類に分かれます。
一つずつ説明していきたいと思います。

粘土系

★瓦
瓦.jpg
粘土を使った焼きものの屋根、瓦屋根です。
昔からの屋根の代表格といわれるもので、
高い耐久性が特徴で、塗り替えの必要がありません。
厚みや重さがあり、耐熱性、断熱性、遮音性も高い屋根材です。
30~40年の耐久性がありますが、早めに塗り替えることで
寿命を延ばすこともできます。

ただし、他の屋根材と比べて重量が重いので、
耐震性が低くなり、地震や台風で損壊しやすいデメリットがあります。

セメント系

★セメント瓦
セメントと砂を原料とした瓦です。
樹脂塗料で塗装を施してあり、施工性が高いのが特徴です。
不燃材料で作られているので、耐火性が高く、
破損した場合でも1枚単位で交換ができます。
また豊富な形状や色のバリエーションがあり、
日本瓦よりコストが安いメリットもあります。
他にも遮音性や、耐熱性、断熱性もある屋根です。

デメリットとして、重量があるため地震の揺れに弱く、
暴風で瓦が飛んだりズレたりします。
塗装仕上げなので、定期的に塗装メンテナンスが必要です。
さらに劣化が進むと、割れやすくもなるため、
約15年周期でメンテナンスが必要となります。

スレート系

★スレート(コロニアル・カラーベスト)
スレート.jpg
セメントに繊維材料を混合して強化した薄い板の素材の屋根です。
軽量かつ安価なのが特徴で、
色やデザインも豊富なことから普及してきた素材です。
約10年周期で屋根塗装が必要で、
塗装しなければ20~25年で葺き替えが必要です。

瓦などに比べると全般的に安価で(一部高価な商品もあります)
耐火性、断熱性に優れています。
軽量なので、地震に強く耐震性に優れています。
ただし、暴風雨に比較的弱く、隙間から雨漏りしやすく、
耐久性が弱く、人の重さや強い風、災害、積雪などで
割れてしまうデメリットがあります。

金属系

★ガルバリウム鋼板
ガルバニウム.jpg
基盤が鉄で出来ていて、アルミニウムと亜鉛、シリコンから構成された
アルミ亜鉛合金メッキ鋼板です。
軽量なので家の耐震性が高くなり耐久性が高いのが特徴です。
また不燃材料で作られているので、耐火性も高いです。
耐久性は、塩害地域だと15年ですが、
それ以外の地域では30年と長いのも特徴です。

デメリットとして、断熱性が低く夏は暑くなるため、
断熱対策が必要となります。
また素材が薄いので、衝撃に弱く、重いものが当たると凹みます。
さらにほかの屋根材と比べて防音性が低く、
防音材や断熱材の施工など、欠点を補うのにコストがかかります。

★ステンレス
ステンレス屋根は錆びにくいのが特徴で、
ガルバリウム鋼板とは違い、海の近くの住宅でも安心して利用できます。
また耐久性も高く、軽量なため耐震性も高いです。
不燃材料なため、耐火性も高いです。
屋根に使われるカラーステンレスは、表面が塗装されているため、
10年程度で色あせてきます。
ただし、美観を気にしなければメンテナンスは不要で、
耐久性は50年と、今まで紹介した中で一番耐久性の高い屋根材となります。
ただし下葺材の定期点検は必要になります。

デメリットとして、材料費が高く施工に手間がかかるため施工費も高いです。
金属なので断熱性が低く、夏は暑くなります。
防音性も低いため、防音材や断熱材の施工など、欠点を補うのにコストがかかります。


他にも、ジンカリウム鋼板(自然石粒付ガルバリウム)や
銅の屋根、アスファルトシングル(グライスファイバーシングル)
トタンなど、様々な屋根材があります。

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いかがでしたでしょうか。
屋根材と一言でいっても様々な種類があり、
それぞれメリットデメリットがありました。

最近では太陽光パネルを載せることが多いため
せっかく綺麗な色の屋根を載せても隠れてしまうことも...。

耐久性を維持させるためのメンテナンスのタイミングが
素材によって大きく異なるため、
しっかり吟味してお気に入りの屋根材を見つけれるといいですね。


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