雪国の住宅仕様

こんにちは(^^)ノシ
関東では2年ぶりの積雪で、
電車や飛行機などの交通機関がストップして大混乱でしたね。
ニュースでみかける、駅に大量の人々が溢れかえる映像や、
タクシー待ちの列の長さに毎度驚かされます。
とはいえ東京は積雪以外でも、駅に人が溢れかえる光景を見かける機会も多いので、
住んでる方は意外と慣れているものなのでしょうか?

さて今回東京23区では10センチ程度の積雪が観測されましたが
豪雪地域では、身長を超えるのは当たり前、
新潟県の平成元年~令和5年度の平均は467cmだそうです。
すごいですね!

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屋根に積もった雪をそのままにしておくと、
雪の重みで戸や窓の開け閉めが出来なくなったり、
最後には家が潰れてしまう危険性もあります。

そこで本日は、豪雪地帯の住宅についてのお話です。

工夫がいっぱいの家


雪は積もれば積もるほど、水分を含んでどんどん重たくなっていきます。
そのためこれまでは人が屋根に登って雪を捨てる「雪おろし」という作業をしてきました。
しかし、雪おろしは体力を使うきつい作業です。
その上ご年配の方がのぼって行うには危険すぎます。
そこで、最近では雪おろしをしなくてもいいように、工夫を凝らした家が増えてきました。

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●雪が滑り落ちる屋根「落雪式住宅」
落雪式住宅は、屋根の傾きを急にして、自然に雪が屋根から滑り落ちるようにした家です。
落雪式住宅はほとんどが3階建てになっています。
1階は頑丈なコンクリートができていて、リビングは2階にあります。
屋根雪が家の周りにたくさん落ちると、1階部分が雪で埋まり、
室内に太陽の光が入らなくなるからです。
そのため、1階は暗くてもあまり困らない車庫や物置として使うそうです。

●雪の重みに耐えられる頑丈な家
雪国の家は雪の重みに耐えられるように頑丈に作られています。
4寸角(約12センチ)の太さの柱を使ったり、
柱の数を増やすなどの工夫が見られます。
壁も雪の降らない地方よりも厚めに作られています。

●大雪でも大丈夫「耐雪式住宅」
がんじょうな雪国の家をさらに頑丈にしたのが耐雪式住宅です。
柱や梁、壁を頑丈にして、3メートル積もった雪にも耐えられます。
耐雪式住宅にすると、雪おろしの作業回数を減らすことができますが、
3メートルを超えると雪おろしが必要です。

●雪をとかす「融雪式住宅」
屋根をあたためて雪をとかす家を「融雪式住宅」といいます。
屋根を暖めるために、灯油や太陽電池を使います。

灯油の場合は、屋根のすぐ下に不凍液が通るパイプを敷き詰めて
そこに灯油で温めた温水を通します。

太陽電池の場合は、電熱線を屋根のすぐ下に敷きつめて
太陽電池などで作られた電気で電熱線を暖めます。

●室内を守る二重の窓ガラス
家の中を暖かく保つために、窓ガラスを二重にします。
二重の窓ガラスは、ガラスとガラスの間に空気の層をつくり、
外の寒さが室内に入り込まないような作りになっています。


家の外の工夫


家の中だけでなく、家の外にも様々な工夫があります。
●窓の工夫
1階の窓をそのままにしておくと、降ってきた雪や雪おろしで投げ捨てられた雪、
屋根からすべり落ちてきた雪などによって、窓ガラスが割れてしまう危険性があります
そこで、窓ガラスが割れないように、
窓の外に横板を並べる、雪囲をします。
ただ、窓に板を取り付けると建物の中が暗くなってしまうため、
1階は車庫や物置にして、雪囲をしない2階や3階を居住区にする家も増えています。

●植物への工夫
雪の重みで、庭木の枝や幹が折れてしまわないように、
木の棒や板、藁縄などを使って木に雪囲をします。

●独特な車庫の形
雪国の車庫は雪の重みに耐えられるように、かまぼこ型になっているものがあります。
内部は頑丈な鉄骨の骨組みになっていて、積もった雪は、屋根のてっぺんから左右に
滑り落ちるため、雪に押しつぶされることがありません。


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いかがでしたでしょうか。
豪雪地帯ならではの様々な工夫がされていました。

雪おろしが不要になる屋根が出来たように
これからは雪国でも過ごしやすい住宅が増えていくといいですね。


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