犬が走った?『犬走り』

こんにちは(^^)/
皆さんは"犬走り"をご存知ですか?

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犬のように小走りするという意味もありますが、
建築で"犬走り"といえば、外壁の周囲に施行された幅1m前後の通路を指します。

犬が走れるくらいの幅しかないので、犬走りと呼ばれるそうです。
所説ありますが、施工した際に犬の足跡が付くことがよくあることが語源とされているとも。
以前、猫の足跡が付いた犬走りをみたことありますが、ほっこりなごみました。
しかし工事担当者様にとっては困ったことです(^▽^;

ではなぜそんな狭い通路を作ることになったのか。
実は昔の日本家屋には雨樋がなかったため、
軒先に落ちた雨が地面で跳ねて家の壁を汚していたため、
雨から家を保護するために作られたのが犬走りの始まりだと言われています。

現代の家は、シリコンやウレタンなどで塗装されていれば洗い流すこともできますが、
昔の家は、土壁や漆喰壁などの塗り壁が多かったため、
犬走りを作ることで泥汚れがつくことを防いだり、外壁の劣化を防ぐ目的がありました。


雨樋あるの現代の住宅では必ずしも必要なものではなくなった犬走りですが、
つくらないというケースも少なくありません。
限られた予算内で家づくりをするのですから、
予算削減の対象となってしまうのは当然でしょう。
しかし、作ることによって得られるメリットもあります。


犬走りを作るメリット

メリット1:雨から家を守る
雨樋があっても雨が降ったときの泥はねが全くなくなるわけではありません。
現代においても、犬走りは、雨や泥から家を保護する役割を担っています。

メリット2:歩きやすくなる
勝手口からゴミ出しをしたり、敷地の奥に自転車を止めたりする場合、
犬走りを設けておくと、建物周囲が歩きやすくなります。
雨の日も足下を泥などで汚さずに歩くことができます。

メリット3:雑草が生えにくくなる
コンクリートなどで地面を覆う犬走りの場合、雑草が生えにくくなります。
雑草が生えにくいとお手入れがラクなのはもちろん、
家の床下に害虫などが入るのを防ぐ効果もあるそうです。

メリット4:防犯効果を期待できる
犬走りを砂利で施工した場合、
踏むとジャリジャリという大きな音がするので防犯砂利として期待できます。

いろんなメリットがありましたね。
また素材に応じてメリットも変わってくるようです。
他にはどんな素材があるのでしょうか?上記も含めてご紹介しましょう。


犬走りの素材

コンクリート
固くてしっかりした歩きやすいコンクリートは、地面を覆うため雑草が生えにくくなります。
一方でひび割れが起きるとシロアリが侵入してくることもあるので、
メンテナンスや予防が必要です。


砂利・ウッドチップ
防犯砂利として有効な砂利や柔らかくて歩き心地のよいウッドチップは、
コンクリートに比べるとどうしても雑草が生えやすかったり、
野良猫の糞尿対策が必要になることもあります。

タイル・レンガ
タイルやレンガで施工すると、見栄えが良くなります。
どちらもコンクリートを打った上に施工するので、雑草の心配は少ないでしょう。




以上「犬走り」でした。
現代の家では必ずしも必要ではありませんが、
雨の日の外壁の汚れを防いだり、歩きやすさや防犯などで
様々な目的で施工されているようでした。

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決して安い施工費用ではありませんが、
家を建てる際に少し検討してみてはいかがでしょうか。


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