災害対策を考えた家づくり

みなさん、こんにちは(^^)/
今回は、災害対策を考えた家づくりについてのお話です。

ここ数年、大雨や台風、地震、竜巻などの自然災害が増えています。
住宅の半壊や全壊被害が少なからず発生しています。

そもそもなぜ日本に自然災害が多いのでしょうか。

●日本列島が4つのプレートによって形成され、地震活動、火山活動が活発である。
●急峻な地形を有し、河川の柳亭が短く急流である。
●アジアモンスーン地域に位置し、梅雨と台風の時期にしばしば集中豪雨が起きる。
●土地利用が稠密で、河川や海岸、火山に接して都市や農地が位置している。

といった理由が原因であるといわれています。

そのため住んでいる地域により、
災害の発生のしやすい条件を鑑みて、災害対策を踏まえた家づくりが必要となります。

そこで今回は、災害に応じた対策について紹介していきたいと思います。


地震に強い住宅


地震に対する建物の強度を示す「耐震等級」。
建物の耐震レベルによってランクが3段階に分かれており、
地震が発生した際に、建物の倒壊・崩壊しにくさをしめしたものです。

耐震等級1:一般の戸建て住宅の耐震性能
数百年に1度程度発生する地震でも、倒壊・崩壊しない程度の耐震性

耐震等級2:学校や病院の耐震性能
建築基準法(耐震等級1)の1.25倍の耐震性

耐震等級3:消防署や警察署など防災拠点となる建物の耐震性能
建築基準法(耐震等級1)の1.5倍の耐震性

等級の数字が上がるほど、より安心・安全になります。

平成28年発生の熊本地震(震度7)では、耐震等級3の住宅は
ほぼ無被害または軽微なものだったそうです。
すごいですね。

とはいえすべての家が耐震等級3であるとは限りません。
新築以外の中古住宅、昔から代々住んでいる住宅などでは、
建てられた時期によって耐震性に違いがあります。

それらは上記に説明した耐震等級が決められた2000年基準を境に、
1981年6月1移行に建てられた建物を「新耐震基準」といい、
理論上は、耐震等級1以上が担保されていますが、
運営厳格化が始まるまでは耐震等級1の強度が担保されていない家もあるそうなので注意が必要です。

そして1981年5月31日以前に建てられた建物は「旧耐震基準」となり、
ほとんどの場合で耐震等級1が満たされていないそうです。

以上のように、
震度6強~7の大地震でも、安心して住み続けられる耐震等級3レベルの住宅を
建てることで、地震に強い住宅になります。

※他にも地盤の強度をしっかりと固めるなども必要となります。


水害に強い住宅


水害に強い住宅を建てるためには、
まず水害リスクのある地域に家を建てないことが重要です。
2023年1月19日のブログにも記載した「ハザードマップ」を利用すると、
洪水や浸水などの水害が発生しやすい地域を調べることができます。

とはいえ最近では、今まで一度も水害が起きたことのない地域でも、
水害が起きている状況です。
床上や床下浸水から家を守る対策は、
どんな地域でもしておくことに、こしたことはありません。

水害に強い4つの家づくりの構造

大雨対策イラスト.png

①かさ上げ(盛り土)
かさ上げとは、盛土をして、敷地全体を浸水が想定される水位以上に高くすることです。
玄関までの階段やスロープを設置する必要があり、年配の方には上り下りの負担が多く、
盛土や階段のコストもかかりますが、浸水対策には有効な構造です。

②高床構造(高基礎)
家の土台となるコンクリート基礎を通常より高く設計します。
高基礎にすることで、雨水が床上まで入り込まず、床上浸水被害のリスクを減少させます。
また、床下に湿気が溜まることを避け、建材の劣化やカビ防止、
さらにネズミや害虫が巣を作りにくいメリットがあります。

デメリットとして、床下浸水の被害が起きる可能性はありますので、
流入した水や土砂を排出しやすい設計をあらかじめ考慮しておくと良いでしょう。

③塀で囲む
家の周りを防水性コンクリートで囲み、浸水流入を防ぐ方法です。
塀には、人が出入りする開口部を設ける必要があるため、
浸水対策として土のうや止水板、防水シートなどを準備しておくと良いでしょう。

④建物防水
耐水性のある外壁建材を用い、さらに外壁塗料を防水性にすることで浸水の流入を防ぐ方法です。
デメリットとして、外壁塗装は、紫外線や熱により経年劣化していくため
メンテナンスが必要となります。

以上のように、水害から守る手段は様々なものがありますので、
しっかりと検討して対策を取ると良いでしょう。

台風に強い住宅


日本は台風が多いため暴風への対策が重要です。
最近では竜巻が起きる地域もあり、強風でも倒壊しない対策が必要となってきます。

梁の止付け部分に強度のある金物を使用して、屋根をしっかり支えたり、
暴風による飛散物対策のために、シャッターや雨戸の取付、
飛散防止フィルム付きの強化ガラスにすると有効的です。



いかがでしたでしょうか?
様々な災害に対して、それぞれの対策をとれば、
災害に負けない家づくりができそうですね。

家は、住む人の命と大切な資産を守ります。
災害対策をしっかりと行い、
未来を通して安心・安全な家づくりを目指しましょう!




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