家づくりへの想い
今から70年前に祖父が左官業を生業として、県や市・民間の営繕関係を主に行っておりました。そのうち6割近くが市からの仕事を直接いただいておりその誠実さと、真面目で丁寧な仕事ぶりに感謝され、長い間仕事をさせていただいておりました。
それを引き継ぎ、現在会長である父が、総合建設業として、土木業・解体業・営繕・新築工事等を行い、広く地域社会に貢献したいとの思いで仕事をしてまいりました。
父の後を任されることになり、身が引き締まる思いです。
父の思いを忘れることなく、チャレンジしていきたいと思っております。
私には、一人の妻と、12歳・9歳・6歳の3人の子供がおりまして、現在借りているアパートが狭くなってきたため、この機に家を建てようと思い立ちました。
久しぶりにあった友人と飲んでいて家を建てる話をしていると、失敗しない家を建てるよう忠告を受けました。
なぜかと尋ねると、数年前家を新築して、住みだしたころから、私の末っ子と同じ歳くらいの息子さんが、重度のアトピーと喘息に苦しめられているとのことでした。
食べるものも制限されて、特に化学物質に強く反応してしまうということで、「床や壁を触っただけで手を洗わなければ、ひどい湿疹が出る。」と聞いた時、私は家造りに携わる仕事をしているものとして、肩身の狭い思いでした。
いわゆるシックハウス症候群です。
シックハウス症候群のことは知ってはいましたが、真剣に考えてはいませんでした。
今回家を建てることで改めて
「私の子供にそのような経験はさせたくない、自分のような大人でも、新建材の発する科学物質で建てた家には、アレルギーを起こすほどの恐ろしさがあるのに、免疫の少ない子供たちにとって、どれほどダメージが大きいことか・・・・」
と再認識し、住まいを提供する者として、安くて見かけの良い新建材を使った家づくりに疑問をもち、多少高額であっても、健康で体に優しい生活が出来ること、かつ安心して長く住める自然素材の家を造ろう、昔はアトピーはなかった、すべて自然素材を使っていたから。
子供たちのためにも、自然素材を使い、子育て世代夫婦でも無理なく建てられる安心で安らぎのある家を提供していきたい。
安心した生活を送りたいという客様をサポートして、幸せが舞い込むよう手助けできる会社でありたいと考えております。
サチライ代表取締役 峯 弘一