自然素材の家=「身体を健やかに、心を癒してくれる家」
「自然素材の家」と聞いて、あなたは何をイメージしますか?
なんとなく、天然の木をふんだんに使った家を想像する方が多いのではないでしょうか?
もちろん、それは間違いではありません。
しかし、自然素材の家とは、ただ「自然由来の素材を使っている」家ではありません。
その素材を使用することで、住む人の身体を健やかに保ち、そこで暮らす人が心地よく、長く住み続けられる家のことを指します。
自然素材は、ストレス社会で生きる現代人の心を癒してくれる心地よい住まいを実現できます。
自然素材あふれる空間では、健康的に過ごすことができます。
実際に、自然素材の住まいで生活するようになって、子供のアトピーが良くなった、朝の目覚めが快適になったという声を多く聞いております。
家族の健康や心地よい暮らしのためは、性能やデザインの前に、素材についてしっかり選択するべきでしょう。
近年の住宅で問題視されていること
昭和30年前後から始まった高度経済成長期の住宅建材の大量需要に併せて、木目を紙に印刷して木材のように見せるプリント合板に代表される新建材などが盛んに用いられるようになりました。
それにより、1990年代より室内空気の汚染が問題視されるようになったそうです。
例えば、新築やリフォームした住宅に入居した人の、目がチカチカする、喉が痛い、めまいや吐き気、頭痛がするなどの声が上がっています。
化学製品を多く使った住まいは、アトピーやアレルギーの原因となったり、その症状がひどくなってしまったりすることもあります。
また、シックハウス症候群(別名「化学物質過敏症」空気中の化学物質に反応して目や鼻がムズムズする、頭痛がするなどの症状が起きる)の原因が潜んでいるとも言われております。
その上、近年の住宅は冷暖房効率の向上のため気密性に優れていますが、その分換気が不十分になり、シックハウスやアレルギーに不安を抱く人が多くなっています。
自然素材が心と身体にいい理由〜漆喰・珪藻土・無垢材の力〜
わたしたちの生活は、多くの化学物質に囲まれて暮らしています。
家の中では、家の壁や天井、床に使われている材料や、塗料、接着剤などに含まれている化学物質があります。
食器棚やタンス、カーペット、畳、洗剤、化粧品、洋服などにも化学物質が含まれています。
残念ながら、現代の生活において、その原因となる化学物質をすべて取り除くことはできません。
しかし、防腐剤不使用の木材を使ったり、ホルムアルデヒドなどの有害物質を吸収・分解するはたらきのある漆喰(しっくい)や珪藻土(けいそうど)を使ったりすることで、その害を限りなく少なくしていくことが可能です。
木の温かみを感じる無垢材のフローリングは、裸足で歩きたくなる心地よさと身体への疲れにくさを感じていただけます。
さらに、部屋に差し込む太陽の光も和らいでくれます。
室内の湿度が高ければ湿度を吸収し、湿度が低くなりしていれば湿度を放出し、室内を自然に快適に保ってくれます。
無垢材の香りには、ストレスを緩和し、心地よい気分をもたらす効果まであります。
また、自然由来の素材は、人に対してやさしいだけでなく、自然と調和し、環境を汚すこともありません。
人生において長い時間を過ごす住まいは、より安心して、安全で健康的なものであるべきだと考えております。
身体の弱い子供やお年寄りの方でも、安心して暮らせる住まいを実現するためには、自然素材であることは欠かせません。
自然素材の家は、完成してから住めば住むほど味わいも出てきます。
使い込まれるほど、自然素材であれば自然な良い味わいへと変化していきます。
選りすぐりの材料を使い、見た目や機能性にも優れ心と体を癒してくれる住宅こそ、本物の「自然素材の家」といえるでしょう。