地震と家

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こんにちは(^^)/
家を建てるとき、皆様はどのようなところをポイントにされていますか?

デザイン?
広さ?
良い設備?
ペットの飼いやすい間取り?

色々なポイントがあるかと思います。
その中でもお客様が大切にしたいポイントは、

「災害に強い家」や「かっこいい家」

というのがあります。
何事にもよく皆様思われているかもしれませんが、
「デザイン性」と「機能性」はなかなか両立しない。。。
と思われている方もいらっしゃるかと思います。

機能性というのは、家づくりでいうと「災害への強さ」ですね。
災害といっても色々あります。

例えば地震に関して言うと、「耐震等級」という言葉があります。
家を建てようと考えている方は、よく耳にしているかと思います。
こちらは地震への強さを表す数値で、1~3で表しています。
ここまではご存知の方も多いのですが、
では、耐震等級1~3とは、どのような水準なのか、皆様ご存じでしょうか?

家づくりに関する決まりでは、

◇耐震等級1・・・建築基準法(法律)と同等
◇耐震等級2・・・等級1で想定する地震の1.25倍に耐えられる
◇耐震等級3・・・等級1で想定する地震の1.5倍に耐えられる

となっています。

これだけ見るとなんだか難しく感じるところがあるかと思います。
地震の1.25倍に耐えられるといわれても、どれくらいの強さでどれくらいの迫力なのかがわかりにくいですよね。

この耐震等級1というのは、
震度6強~7レベルの、数百年に1回発生する地震で倒壊・崩壊せず、
震度5強レベルの、数十年に一度発生する地震に対しては、損傷しない程度です。

気を付けたいのは、震度6~7の地震で「倒壊・崩壊しない」の一文です。
これは「倒壊はしないが、一定の損傷を受けることは許容している」という意味なのです。
住宅が倒壊すれば人命にかかわる問題になりますから、基準自体は正しいのですが、
その後で補修や、損傷の程度によっては建て替えが必要になる可能性があることは知っておきましょう。

さらに、ここで言う「数百年に一度発生する地震」とは、
阪神・淡路大震災相当の地震です。

ちなみに、耐震等級2とは、病院や学校などの避難場所になる建物の耐震水準で、
耐震等級3になると、消防署や警察署といった防災拠点となる建物の耐震水準になります。

お問合せされる方の中には、
「耐震等級1だと、全然地震に耐えられないのではないか」
と不安に思われる方もいらっしゃいますが、
実は「阪神・淡路大震災相当の地震でも倒壊しない」レベルなのです。

もちろん、耐震等級が上であることに越したことは無いと思います。

家づくりの際に「デザイン性」と「災害への強さ」、
それと「予算」で悩まれることがありましたら、
こちらの耐震等級についての基準も思い出してみてくださいね(^^)

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