太陽光発電の売電価格が年々下がっても損をしない理由とは?

「注文住宅を建てたい!」と思ったら、まず何から始めたらいいのでしょう?
初めての家づくりで右も左も分からないという方のための応用編です。

太陽光発電機の売電価格は年々下がっています。
それだけ聞くと、メリットがないのではと思ってしまいます。
高額な太陽光発電を設置するからには、「発電した電力を電力会社に売って利益を出したい!」と考えてしまうのが本音ではないでしょうか。


2017年の売電価格は2016年と比べて3円/kwh下がり、28円/kwhとなりました。
2018年は26年/kwh、2019年は24円/kwhと翌々年の売電価格案の発表もありました。
こういった今期以降の売電価格案の発表があるのは異例の様です。
太陽光発電の普及を促進している中で、売電価格はなぜ下がっていくのでしょうか。

誰にでも手が届く価格になるように、太陽光発電の設置費用を抑えていく努力を促しています。
実際に10年前までは太陽光発電設置費用が1kwあたり70万円だった価格も、ここ2、3年では1kwあたり35~40万円ぐらいが相場になっています。
太陽光発電の普及とともに設置費用も半分近く下がっています。
国は先に高い費用で太陽光発電を設置した方の不利益にならないように、設置費用が安くなるのにあわせて売電価格を下げているのです。

では去年から3円下がった売電価格でどれぐらいの利益の差があるか比較してみました。
設置容量が3.0kwの太陽光発電を設置し、年間の発電量を3500kwhと想定してみました。

2016年設置の場合・・・3500kwh/年×70%×31円/kwh=75,950円/年間

2017年設置の場合・・・3500kwh/年×70%×28円/kwh=68,600円/年間

この差は年間で7,350円になります。

2年後の売電価格が24円/キャンペーンに下がった場合

2019年設置の場合・・・3500kwh/年×70%×24円/kwh=58,800円/年間

2016年と比較して年間で17,150円の差になりました。

この利益の差は、太陽光発電の設置費用が安くなっていること、太陽光パネルの発電効率が上がっていることを考えると、そんなに損得はないのかもしれません。
いつのタイミングでも不公平感がないように、うまく調整されているのですね。

最後までお読み頂き、有難う御座いました。ご参考になりましたか?
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